小出恵介さんの謹慎で思い出した悲しい思い出
正直、小出恵介さんはあまり存じ上げないのですが(なんならベボベのこいちゃんかと思って焦った)、過去の悲しい出来事を思い出しました。
彼との出会い
上京して間も無くできた彼氏(ベンチャー企業社長)が実は結婚していて不倫だったということを誕生日2週間前にカミングアウトされ、やけになりmixiのメッセンジャーの友達募集みたいなコミュニティで話し相手を募集したのがきっかけ。
最初はすごいメッセージくるんだけど、やっぱり1日、3日と経つと段々レスが悪くなっていく中ずっとやりとりをしていたのが今回の主人公ヒロさんです。
ヒロさんのスペック
ヒロさんはわたしより10歳年上で、当時31歳。(つまりわたしは当時20歳→21歳)
A型、身長174cm、顔は市川海老蔵みたいなかんじで正直顔がめっちゃタイプでした。
東北の出身で、IT企業勤め→退職して建築関係の学校に通う→建築関係の仕事→結局IT→会社の都合で半年LAへ→今に至る、みたいな。ただし、英語は全く話せません。
そーいえば、ピースの綾部さんってどうなったんだろうね。
初めて会った日
初めてメッセンジャーをしたのはわたしの誕生日2週間前。まぁ失恋の悲しみやらホームシックやらで落ち込んでいたので、誕生日を祝ってくれるということになりました。
ちょうどその年の誕生日は土曜日だったのですが、わたしは当時シフト勤務で絶賛仕事だったので、仕事終わりにヒロさんの住む街へ。
聞いたことない駅だし、駅についてみたら結構下町だったけれど、オシャレなイタリアンがあってしかもおいしかった。
なんかあまり何も考えずにフラッと来たけれど雰囲気で家に行く感じになって、何気にケーキとか買ってあって、お酒とかも飲んでみたりして、家に時計なんてないから終電なんてとっくに無くなっていて、まぁそんなかんじで一夜を過ごし、よくわからないけれど付き合う事になったみたい。
ヒロさんとの日々
元々ぽっちゃりしていたのだが(今は完全にただの巨体)ヒロさんが痩せたらもっとかわいいというもんなのでジムに通い始めた。
10万円払って週3で専用プログラムみたいなのしたら2ヶ月で体重は4kgくらいしか減らなかったけれど、ウエストが10cmも細くなって人生で1番細かったと思う。
わたしはシフト勤務、ヒロさんは毎日始発で出勤し終電で帰ってくる日々。会える日は月に1〜2回。
しかもヒロさんは完全なる夜行性で、次の日休みだと朝方までゲームをやって寝る、みたいなかんじで、当時はモンハンにとてもハマっていたので、わたしも夢でジンオウガに追いかけられるくらいにはBGMを聞いた。笑
そんなかんじだったので、思ってみればデートらしいデートってあまりしたことがないかもな。
でも、一緒にスーパーで買い物をするだけでその時のわたしはとても幸せだったのです。
異変
同棲しよっか、みたいな話が出て、じゃあ1週間お試しで一緒に住んでみない?という話になったのは年が明けて4月の話。
5月の連休明けから1週間、わたしはヒロさんの家に住む事になった。
が、その生活が終わりわたしが家に帰ると音信不通に。メッセンジャーはログインしてるのに応答なし。むしろメッセ送るとオフラインになるという…。
「え、わたし何か嫌な事してしまったかな?」
「もしかしてコップを割ってしまったから?」
「家で倒れていたらどうしよう」
色んなことが頭を巡ります。
連絡がとれなくなってから約2週間(今思えばよく2週間も頑張ったよなー)、ついにわたしはヒロさんの家に突入する決心をしました。
家に突入
ヒロさんの家に着いたのは金曜日の夕方、もちろんヒロさんは仕事なので家にはいません。
合鍵を使って入ると、明らかに見慣れない怪しい箱があります。
ネックレスがありました。
あと、手紙とプリクラ。
文字がやけに幼い。というか顔も大分幼いけど。え、学校つまんない?大学生?え、いや、これ高校生ですよね、どうみても。
出るわ出るわ証拠の品々。
キツかったのは交換日記的なノートとオトナのおもちゃです。
ほんと辛かったわ。
ヒロさんに、「家にいます。」とだけメールをしたらすぐに「なるべく早く帰ります。」と返信が。修羅場を覚悟したようです。
修羅場
社畜のヒロさんは21時過ぎに帰ってきました。
わたしは真っ暗な部屋で壁にもたれかかり座って待っていました。多分相当怖かったのではないかと思います。
帰ってくるなり土下座をするヒロさん、こんな情けない姿初めてみたなと思い冷静になってきました。
要約すると
- 相手は高校2年生
- 冬くらいから連絡を取っていた
- 初めて会ったのは春
- その子のことが本気で好きだから別れてほしい
とのこと。
え?同棲するってなんだったの?
他の女と付き合ってるのに、どういうことなんだろう。
なんかもうわかんなくなってきたなぁ。。
とりあえず泣いて、泣き喚いて、お腹すいて、初めて会った時に行ったイタリアンのお店に二人でケーキを買いに行って、家で食べて、電車がないから別々の場所で寝た。
途中また泣いてしまったりして、わたしはほとんど寝れなかった。さすがにヒロさんはゲームしてなかった。
次の日の朝、ヒロさんは仕事なので一緒に家を出た。
もうここに来ることはないんだなぁと思ったらまた涙が出てきて、駅に行くまでも、電車の中でも、ヒロさんが乗り換えで降りた時もずっと泣いていた。
今思うとかなり近づきたくないオーラ出てたと思う。笑
とりあえず家に着くまでずっと泣いていて、しかも雨まで降り出してきてしまって、その日は何も食べずにずっと泣いていた。泣きすぎて頭が痛くて抜け殻のようになっていました。
その後
泣いて帰った日からヒロさんとは1回もコンタクトを取っていません。
電話帳にあると電話やメールがしたくなってしまう気がして、3日後くらいにはデータを消去しました。
辛かったけれど、仕事に没頭したり、すぐに新しい彼氏ができたりして、なんだかんだですぐに忘れました。これも若さゆえかな。
この記事を書くにあたって今何してるのかな」と気になったので調べてみたら、まだ独身ではありましたが自分の会社作ってました。
儲かってるかは微妙なところではありますが。
最後に一緒に歩いた桜並木、この時は幸せだったのにね。