メメント・モリ
寝る前に、ふと夫が
「子供ほしい?」
と聞いてきました。
どうしても子供が産みたいのであれば協力したい、でも別にふたりだけで十分楽しいから死ななかったら子供とかどうでもいい
と夫は言いました。
他にも色々話をしましたがおおよそ考えていることは一緒で、よく性格の不一致で離婚する話を聞いたりしてそんなの別に他人同士がくっついてるんだから当たり前じゃんって思ってたけれど、それぞれの性格は違えど根本的な考えが違いすぎるとやっぱりダメなんだなーって思って見たり。
と、いうことでわたしは手術をすることに決めました。
横でいびきをかいて寝てる夫を横目にこれを書いているのですが、涙があふれるのもまた事実。
それが子供を産めない悲しさなのか、他のことなのかはまだ判断がつかない。
だけど、わたし目標があればガンガン突っ走れるタイプなんです。
「手術をして、元気になって、夫婦二人で楽しく暮らす」
くよくよしてるヒマはありません。
まず、手術に向けての準備。
手術についてきちんと調べる。
メリットデメリット、手術後の生活についてなど。あと保険金についても保険会社に電話をする。
会社で引き継ぎをしなきゃいけないことも考えなければいけない。
場合によってはノートパソコンがあればできなくもないから、それは上司と相談。
あとは、入院中お見舞いで差し入れしてほしいお土産リストの作成。笑
夫からしてみれば、そんなの入院してない時にいくらでも買うから安静にしてくれ!らしい。
最悪毎日ローソンとタリーズの往復でもするか。
まさか、28歳の自分が死と向き合うなんて10年前の自分は考えていたでしょうか。
「死」を考えることで、自分の大切なことがすごくクリアになりました。
わたしの場合、子供よりも夫。これからも共に歩いていくためにはこの選択が現時点ではベストだと言い切れます。
明日にでも病院に行きたいくらい。善は急げっていうしね。
なので、夫よりも早く逝かないように元気にならなくちゃ。