結婚の話。その2
日本には独身女性を煽るCMがありますよね。
「プロポーズされたら、ゼクシィ」
プロポーズされたらゼクシィ
プロポーズされたらゼクシィ
プロポーズされたらゼクシィ
そう、ゼクシィを買うことが独身女性にとってのステータス!
シャイな男子高校生はエロ本を別の雑誌で隠してレジに置きがちだけど、ゼクシィはその真逆、堂々とレジ台に叩きつけるように置く雑誌なのでございます。
それに首都圏版の厚さといったら、軽く凶器(ある意味狂気)レベル。そんなに何が書いてるのだろう。そんなに結婚するには情報を詰め込まなければいけないのか?結婚こわい。
というわけでわたしもプロポーズの翌日にはさっそくゼクシィを買いに行きました。
本の重みでコンビニ袋の持つところが伸びました。ヤバくないですか?
※ちなみに本屋で買うとゼクシィ専用の袋にいれてくれるよ!
で、読むと厚みの正体は9割結婚式場などの広告ということがわかりました。
若者の結婚式離れとかいう割にはこんなに結婚式場があるんだということが意外でした。
というか、ゼクシィという雑誌が「結婚式をするという前提の雑誌」であることにびっくりしました。
というのも、
「プロポーズされたら、ゼクシィ」
って言ってるのだから、色々な手続きとかを載せてくれてる本なんだろうなと思っていたからです。
もちろんこういう流れなんだよということは書いていたので参考になったのですが、結婚式をしないというカップルにはツライ本だなと思いました。
わたしは結果的に結婚式を行い、結婚式やってよかったー!と思っているのですが、正直この段階では「結婚式を挙げたい」という気持ちはあまりありませんでした。
理由としては
- お金がかかる
- 呼べる人がいない
- ブタに真珠、デブにウェディングドレス
が気になったからです。
とたんにただのゴミ雑誌に見えてきました。つらい。
夫と話し合いの結果、「親に晴れ姿を見せるため」という理由のもと、家族と友人だけを呼ぶ家族婚をしようということに落ち着きました。
大人数で、ワイワイガヤガヤやるだけが結婚式じゃないんだ、っていうことをゼクシィさんが教えてくれました。
とたんにハッピーな本になりました。
えっと、何が言いたいのかよくわからなくなってきたのですが、昔と違って今は結婚式をしないという選択をするカップルも多いのではないかと思います。
親戚同士の付き合いとかも希薄になっていたりするし、地元で完結していた人間関係が地元を離れる人が多くなってきて友人と何年も会っていなかったり、今は転職もさほど珍しくないし派遣社員や契約社員といった働き方をしている人もいますよね。
そういうライフスタイルの変化が、従来の仰々しい結婚式には合わなくなっているのは事実ではないでしょうか?
でも、だからと言って結婚式をしなくてもいいかと思わずに少し考えていただきたい。
- 結婚式をきっかけに自分がどういう人生を歩んできたかを考え直すきっかけになった
- 人間関係の整理ができた
- 準備を通して互いの価値観のすり合わせができた
- 自分の配偶者を大切な人たちに紹介することができた
- 人生で1番綺麗だった
この点において、結婚式を挙げてよかったと思っています。
特にデブでも着れるドレスがあるんだということに感動しました。(そこかよ!)
わたしはウェディング業界のまわしものでもなんでもないのですが、結婚式はやってよかったなーと心底思ってるし、なんならもう1回やりたいなーって思ってるくらいです。
自分が主役の日なんてそうそうありませんから!